月経前症候群の改善策

月経前症候群に効くマッサージ

月経前症候群の治療には、マッサージも効果があります。身体的な症状の緩和に役立つと共に、マッサージで体の緊張を取り除くことでリラックス効果も期待できるので人気も高いようです。

 

月経前症候群になると、下腹部に痛みを感じたり、腰周りが重くなることが多く、新陳代謝が落ちて冷え症が悪化する方や足がむくむケースも目立ちます。マッサージで肌を刺激するとこれらの症状が緩和され、血行も良くなってにきびなどの肌荒れにも効くでしょう。マッサージの際に良い香りのアロマオイルを使うと癒しの効果も得られ、リラックス効果が高まります。

 

月経前症候群の症状である下腹部の痛みを取るとされるクラリセージや、リラックス効果のあるラベンダーを使い、患部をゆっくりとマッサージします。

 

また、月経前症候群にはツボ押しも有効です。ツボを押すことで体内の「気」や「血」の巡りが良くなり、症状緩和に役立ちます。月経前症候群には、血流促進に効果的な血海(けっかい、膝の皿の内側上端から指幅3本分上に上がった場所)や、ホルモンバランスを整えてくれる神道(しんどう、顎を引いた状態で首の後ろの付け根にある骨から5個下の背骨)が向いています。

 

ただし、月経前症候群に効くからといって力を入れると逆に負担になります。体調と相談しながら無理せず、気持ちを落ち着かせながらマッサージやツボ押しを行うようにしましょう。