月経前症候群の改善策

月経前症候群とハーブ

月経前症候群のためにハーブも広く利用されています。ハーブは薬効成分がある植物で、ハーブティーやポプリにして香りを楽しんだり、ハーブの効果を凝縮して医学的な治療にも使われるエッセンシャルオイルを作り、痛みや不快感の改善に役立てています。月経前症候群にも効果のあるハーブがあって、豊かな芳香の中で対策が出来ると、女性から人気を博しています。

 

月経前症候群に有効なハーブは、いくつかあります。下腹部の痛み、乳房の張りにはチェストベリーが効きます。欧米では母乳の出が良くなるハーブとして有名であり、月経前症候群の原因となる黄体ホルモンのプロゲステロンの不足を補う作用を持ち、PMS治療に利用されます。

 

気分がイライラしたり、ストレスが溜まっている時にはカモミールがお薦めです。生殖機能を正常化し、生理不順や生理痛、不眠症に効果があって、月経前症候群にも良いでしょう。むくみがある際にはリンデンも定評があります。

 

月経前症候群に高い効果が認められるハーブでは、セントジョンズワートも知られているようです。古代ギリシャからの歴史を持ち、人工妊娠中絶薬や消毒剤としても長く使われてきました。うつ病や不安障害の治療に処方され、月経前症候群による気分の落ち込みなどの精神的な症状の緩和に使われるハーブです。月経前症候群を自然療法で治したい方にハーブはおすすめで、優れたリラックス効果も期待できます。